肺がんは、男女ともに40歳以降は注意が必要です。特に男性の場合、50歳代から急増します。
がんによる死亡者数の中で、男女合わせて最も多いのが肺がんです。
(男性第1位、女性第2位)
肺がんは、他の病気と区別がつくような特徴のある症状がほとんどありません。
特に、初期段階では無症状の場合が多く、身体に異変を感じた場合には進行が進んでいたり、発見した時には既に末期だったというケースも少なくありません。
初期の肺がんを見つけるには、健診が有効です。
肺がんの最大の要因として、タバコの影響が指摘されます。
タバコを吸うと肺がんにかかる危険性が5~20倍に跳ね上がります。
そのリスクは、喫煙年数や本数が多いほど高くなり、禁煙を続けていくと低下します。
また、他人の吸うタバコの煙を不本意に吸わされる受動喫煙でも、肺がんのリスクは、1.2倍~2倍に増加してしまいます。そのため、タバコを吸う人も吸わない人も、健診は必要になります。
当協会では胸部マルチスライスヘリカルCTを導入しています。従来の胸部X線(レントゲン)検査では発見しにくい、小さな病変の観察が可能になり、肺がんの早期発見につながります。
胸部マルチスライスヘリカルCTとは、胸部をらせん状にX線撮影していく新型CT(コンピュータ断層撮影装置)のことです。従来の胸部X線画像では、心臓や血管、骨などと重なる部分の病変は見つけることが困難な場合があります。それに対して胸部マルチスライスヘリカルCTの場合は、身体を輪切りにした画像が得られますのでかさなりの影響がありません。このため10mm以下の小さな病変の観察も容易になります。
CT装置と被曝低減技術を用いるため、超低線量で検査を行うことができます。
わずかな息止め時間(約10秒)の短時間撮影で肺全体を細かく撮影します。
X線を使用する検査のため、妊娠中または妊娠の可能性のある方は受診できません。
また、心臓ペースメーカーや植込み型除細動器(ICD-CRT-D)を装着されている方も受診できません。
肺がん健診 | 低線量肺がんCT検査 | 11,000円(税込) |
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