胃がんは、50歳代以降に多いがんで、日本で年間約135,000人が診断され、がん死亡においても上位を占めています。近年、「ヘリコバクター・ピロリ菌」が胃がんの要因の一つといわれています。
胃がん検診には胃部X線検査と胃内視鏡検査の2種類があります。
肺がんは、日本で1年間に約125,000人が診断されます。男性に多い傾向があり、60歳ごろから急激に増加、高齢になるほど多くなります。
喫煙は肺がんの原因の一つ。喫煙を始めた年齢が若く、喫煙量が多いほどそのリスクが高くなります。受動喫煙も肺がんのリスクを2〜3割程度高めます。
肺がん検診は「胸部X線検査」と、「喀痰細胞診(喫煙者)」を組み合わせた方法で行います。
当協会では「低線量胸部CT検査」をお勧めしております。
大腸がんは、日本で1年間に約158,000人が診断されます。高齢になるほど増加し、男女ともに大腸がんは、増加の一途をたどっています。
大腸がん検診は「便潜血検査」です。2日分の便を採取し、便に混じった血液を検出する検査です。
乳がんは、日本で1年間に約92,300人が診断されます。乳がんは女性のがんの中では最も多いがんで、特に30歳代後半から増え始め60歳代後半まで罹患率が高い傾向があります。
乳がん検診は、マンモグラフィ検査を行います。場合によって超音波検査を組み合わせることがあります。
乳がんの主な症状は、乳房のしこり、えくぼやただれ、左右の乳房が非対照、乳頭分泌物、など。乳がんは自分で見つけることのできるがんでもあります。定期的な乳がん検診に加え、日ごろのセルフチェックを心がけましょう。
子宮がんは、子宮頸部にできる「子宮頸がん」と子宮体部にできる「子宮体がん」に分類されます。
子宮頸がんは、日本全国で1年間に約11,000人が診断されます。ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が子宮頸がんの主な原因といわれ、20歳代後半から増加しはじめ40歳代でピークを迎えます。
子宮頸がん検診は「細胞診」を行います。細胞診では、がんになる前の段階の「異形成」で発見することも可能です。
子宮頸がんの予防ワクチンやHPV検査などを組み合わせて子宮頸がんから身を守りましょう。
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